函館ラ・サール学園PTA関東支部広報誌 Vol.2006-1

発行:関東支部役員会
発効日:2006年8月x日

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はじめに
昨年度より発行を開始しました広報誌の、2006年度第1号をお送りします。第1回のご寄稿はフェルミン校長先生です。お忙しい中ご協力いただきありがとうございました。次回以降も、寄稿やイベントのお知らせ、ご報告などを中心に、計3回の発行を予定しています。ご意見などございましたら、忌憚なくお知らせいただければ幸いです。

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函館ラ・サール中学高等学校、関東支部の皆様へ Fermin Martinez

「The Hakodate La Salle Golden Boys」

我々ラ・サールファミリーの中で新しいメンバーになられた関東支部中学1年生の保護者の皆様、ようこそラ・サールへ!
今年度4月に入学した中学生は8期生です。そして彼らは高校生になって50回生として本校を卒業していく学年となります。「50」という数字に対して「Golden」というシンボルを与えることは色々な国で行われていることです。中学1年生の生徒たちはすでに自分たちの存在が「Golden Boys」であるということを自覚しております。最近ある生徒から「僕たちはGolden Boysになるのだから、とりあえず高校生になるまで頑張らなければならない。」という意見が聞いた事があります。しかし、生徒達には中学校の3年間だけでなく6年後をしっかりと見据えて成長していって欲しいと考えております。なぜこのようなことを口に出したのか私はとても疑問に思いました。しかし、皆さんの中学時代のことを思い出してみてください。このころは自分の中に情熱、自尊心、想像力などが満ちあふれていたのではないでしょうか。同時に漠然とした不安や、自分の力不足から非常に落ち込みやすかったことを今でも覚えていらっしゃるでしょう。本校の「Golden Boys」たちも皆さんと同じです。彼らは3年後には自然と50回生になります。しかし、ただ漠然と3年間を過ごしたのでは「Golden」になることはできないと私は思います。彼らと一緒に素晴らしい将来に向かって歩むように私たちも協力をしなければならないと思っております。
また、生徒達には勉強、友人、家族を大事にしなければならないと指導しております。中高一貫教育の環境の中でこの三つの分野は同じだけの熱意を注がなければなりません。寮生活をしながら少しずつ自律し、自立できる人間に育っていって欲しいと願っております。共同体の中で仲間たちをお互いに高いレベルで評価し合い、自分の存在を認めてくれる仲間たちの中で、彼らの友情は育まれていきます。これから皆さんのご子息も6年間かけて高いレベルの人間力を身に付けていくはずです。多数の友人を持っている恵まれた若者は幸せな人間でしょう。このような若者を一人でも多く育てていきたいと考えております。
最後に、ご子息は日常生活の中で皆様の存在を感じることができているでしょうか。数百キロの距離があってもご両親と心のつながりをもつことは可能です。自分のためにご両親は日々一生懸命働いてくださっていることを彼らはよく理解しています。ご両親は自分を大切にしてくれていることも理解しています。理解はしておりますが、皆様は普段に目の前にいらっしゃらないので、その大切さを忘れがちです。これを緩和するための1つの例を挙げておきたいと思います。それは「手紙」の有用性です。ご両親から「手紙」をもらう度に生徒達は皆様の存在を感じることができます。生徒達は皆、電話より「手紙」がほしいはずです。手紙を送ってくださるご両親、特に男性の方からのラブレターは大きな宝になります。「To my son, one of The Hakodate La Salle Golden Boys」という表現から始まる手紙は、彼らにとって大きな力になるに違いありません。立派な若者の心を育てるためにアナログ型の「手紙」という方法は大人から豊かな愛情を頂くものだと私は信じています。現代のデイジタル式の通信手段が増えていくことは非常に便利である反面、「心に響く」、「心に残る」ものとはなりにくい面をもっています。家族の絆を強めるということを考えると、古いアナログ方式の「手紙」というものの方がずっと良いものになります。親子の関係をより深くするために手紙を利用し、「信頼しあう」、「尊敬しあう」、「大切にしあう」ことによってご子息が「Golden Boy」へと成長していくのではないでしょうか。彼らのために、保護者の方々と学校とがしっかりとスクラムを組んで、立派なご子息を育てることができるようご協力よろしくお願いいたします。

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行事報告

・第1回(中・高)学校説明会(学校主催) 7月9日(日)10:00から 日本教育会館
 100家族(二百数十名)+高校2家族とのことでした。最高新記録です!と井上副校長が喜んでいたそうです。
 第二回説明会に何家族来られるのか今から期待と不安がよぎります。(去年、2回目は1回目の3倍こられたことを考えると、会場のキャパが心配です)
 会場設営からお客様のご案内、体験談、質問対応、お見送りと皆様方の絶大なるご協力に心より感謝申し上げます。
 今回、参加できなかった委員の方も、引き続き入試委員会にご協力の程、よろしくお願いします。(大岡入試委員長)

・学園祭 7月22日(土)23日(日) 函館ラ・サール
 時折小雨の降る、肌寒いあいにくの天気の中ではありましたが、PTA各支部をはじめとする模擬店は例年通りの盛り上がりでした。……

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お知らせ

・移動保護者会(学校主催)および懇親会(支部主催) 8月5日(土)15:00から 学士会館
 http://www.gakushikaikan.co.jp/info/access.html
 
・ホームページおよびメーリングリスト開設
 関東支部役員会の決定により、以下のとおりホームページを開設しました。ごらんください。
 http://d.hatena.ne.jp/hlgpa_kanto/
 また、会員各位への役員会からの連絡ツールとして、メーリングリストも同時に開設しました。会員間の連絡にはお使いいただけませんが、よりタイムリーな情報提供を行っていきますのでよろしくお願いいたします。

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ご意見・ご質問はこちらまでお願いいたします。
広報誌発行担当・副支部長 赤坂 讓(高三)
(赤坂さんの電子メールアドレスについては、関東支部連絡用メーリングリストの連絡メールをご覧下さい from ホームページ委員会)